千葉県夷隅郡大多喜町にある蒸留所、mitosaya。自社で栽培する果樹や薬草・ハーブ、全国の信頼できるパートナーたちの作る豊かな恵みを使い、発酵や蒸留という技術を用いてものづくりを行っています。「自然からの小さな発見を形にする」をモットーに、これまでに130種を超える蒸留酒、季節の恵みを閉じ込めた加工品、プロダクトなどをリリースしています。そんなmitosayaから、今年は2種類のお酒が届いています。

「KIOKE APPLE」は、青森県、長野県で育った自然栽培のりんごを、吉野杉の木桶で仕込んで作ったアップルブランデー。使用したりんごは小ぶりで赤みが薄く、縞模様が目立つ「東北7号」というふじの原種に近いもの。香りは穏やかですが甘みと同時に酸味もしっかりある昔ながらのりんごです。

1,600キロのりんごを12月のはじめから年明けまで、木桶でじっくり発酵させ糖分がアルコールに変わった後に、10回に分けて蒸留します。できた液体を素焼きのかめである、アンフォラに入れて8ヶ月間熟成しました。

みずみずしいりんごの味わいに残るほのかな杉の芳香。ほのかな甘さも印象的な日本のりんごらしいやさしい蒸留酒です。スタッフにもファンの多いmitosayaのブランデー。この時期だけの特別な逸品、ぜひおたのしみください。

 アルコール度数：42%