UPDATE

生産地からそのままフレッシュな生胡椒を届けたい。 仙人スパイスの「純胡椒」

 

食べ慣れたいつもの家庭料理も、ひとさじ加えるだけでお店のような本格的な仕上がりに!使い方はいたって簡単なのにぐっと立体的な味わいが完成する“スパイスアップ調味料”。オンラインストアで限定販売中のライトセット 3,700円(税込) / スタンダードセット 5,800円(税込)、に含まれる商品を1品ずつご紹介していきます。今回は、どちらのセットにも含まれる仙人スパイスの「純胡椒」について。普段の料理に乗せるだけでアクセントを加えてくれる、頼もしい味わいと作り手の魅力をお届けします。

 

”純胡椒”はインドネシア・カリマンタン産、摘みたての生の胡椒を新鮮なうちに塩水漬けにした、純粋な胡椒の味を楽しめる逸品。5mm程度の大きさの粒を噛むと、口の中で弾けてピリッとした辛みとスパイシーでフレッシュな香りが広がります。使い方は、とってもシンプル。さっと焼いたお肉や、煮込み料理の上にトッピングしたり、お魚もムニエルやカルパッチョなど食べる直前にパラっと乗せたり。卵料理やお粥、リゾットとも相性はバッチリ。人気の食べ方は、なんとおにぎりに2、3粒入れること。塩味と辛みがお米の甘みを引き立てて、シンプルながらびっくりするほどのおいしさです。いつもの食卓に並ぶお料理にちょこっと乗せるだけで見た目もランクアップさせて、食材が持つ本来の味わいを引き出してくれる、お役立ち調味料です!

”純胡椒”は、その1粒に風味がぎゅっと詰まった味わいはもちろんのこと、商品の製造にあたって、生産地に赴いてさまざまな課題解決を見据えた事業をされている点も魅力です。バイヤーも、この商品をつくられている”仙人スパイス”の代表・高橋仙人さんの実直な姿勢に心を打たれ、FOOD&COMPANYでの取り扱いがはじまりました。

 

高橋さんは、とてもユニークなお人柄の方で、東南アジア各地を巡り、水生植物や熱帯魚の生態を調査、捕獲するハンターという異例の経歴を持つ人物です。調査で訪れた、インドネシア・カリマンタン島で食したこの胡椒に魅了され、製造販売をスタートしたのだそうです。

 

インドネシア・ジャワ島の都市部から飛行機を乗り継ぎ、1日かけてたどり着くカリマンタン島。そこから車で4時間進んだ先に、胡椒を栽培する村があります。初めてこの地域を訪れ庭先で干されていた胡椒を口にしたとき、1粒からの風味の広がりに驚いたそう。その理由は、インドネシアでも珍しい湧水が土を育むという特別な地帯で、地下から運ばれたミネラルが土壌を豊かにし、自然と印象深い個性ある風味を作り出していると考えられています。

「現地で実る房のままの姿と、カリマンタン産の香り立つ風味と食感をそのまま日本へ届けたい。小さい地域から見つけた良質の胡椒を日本へ輸入するために生産地から一貫した商品作りに取り組みました。」と語る高橋さん。 ”純胡椒”は、現地で収穫したものをその日のうちに加工しています。塩漬けされた胡椒を、カリマンタンの村から町へ、さらに船を利用してジャワ島(都市)の加工場まで海を越えて長い道のりを運び、都市の加工場で2次加工と包装を。輸出されるまで、スパイス仙人さんが全ての現場に携わってつくられています。フェアな取引と、収穫から完成までに関わる人たちの雇用作り出す、並々ならぬ熱意が感じられる取り組みです。

 

粒のままの生胡椒なので、初めて使う方は使用量に迷うかもしれませんが、1粒ずつ口に運ぶと、大人にとっては辛すぎることはありません。弾ける食感がアクセントになり、イカ・エビ・ホタテなどの甘みのあるお刺身や、マッシュポテトや卵料理などまろやかな味の食材ともマッチします。辛いものが苦手な方には粒を少し刻んだものを使い、オリーブオイルやチーズなどと合わせると辛さが和らぎますよ。

使い慣れない調味料は最後まできちんと使い切れるかな、と思ってしまいますが心配はご無用。いろいろな楽しみ方ができ、一度口にするとその風味とピリッと感がクセになっていつの間にかキッチンに常備したいアイテムになるはずです。セットに含まれるminiサイズの瓶には、パラパラと房から外した粒胡椒が入っていますが、店頭で販売中のひとまわり大きいサイズの瓶(Sサイズ/税込1,080円)には、房ごとの生胡椒がそのまま瓶詰めされています。木になっている房の状態で胡椒を見る機会って、あまりないですよね。プチプチと房から粒を外してお料理に使うと、さらに採れたての感覚を味わうことができて、食の楽しみが広がります。気に入ってくださった方は、ぜひ大きなサイズの瓶でご購入いただくのがおすすめです。

 

これからの季節には、フレッシュな野菜と生ハムやお刺身と合わせてさっぱりいただいたり、カマンベールチーズと一緒にお酒のおつまみにしたり。火を使わずに手軽に使えて、小さな粒が料理にしっかりとアクセントを効かせてくれる、大活躍の頼もしい存在です。

 

次回の読み物は、宮内舎さんの”白米麺”について。いろいろなスパイスとも相性抜群のお米を使ったもちもちの麺をご紹介します。お楽しみに!

 


SHARE
Facebook
Twitter
LINE

Related Articles