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February Neighbors' Recipe by Chiyuki Arita
蒸し蕪の⾦柑醬添え

FOOD&COMPANYをいつも利用してくださっている「Neighbors(ご近所さん/仲間)」の方々に、おすすめの食材の使い方やレシピを教えていただく “Neighbors' Recipe”。

2月は、ゲストに国際薬膳師・有田千幸さんをお迎えして “元気になる朝ごはん” をテーマに、4つのレシピをご紹介します。台湾の食文化にならって、朝から温かくてからだにやさしいごはんを食べることで、元気な1日をスタートする習慣。寒さが続くこの時期にぴったりの朝ごはんを、ぜひお試しください。



 

 − 有田千幸さんからのコメント:

蕪は消化によいので、胃腸が疲れたときにもおすすめです。
FOOD&COMPANYの店舗に並ぶ、サンバファームさんの蕪のような小さめのものなら、5~6分蒸すだけで皮も葉も根も丸ごと食べられます。下準備の手間も省けて、捨てる部分がないのは嬉しいですよね。

金柑醬は、完熟金柑に赤唐辛子をほんの少し入れてつくった、甘み、酸味、辛味のバランスが絶妙な香り高い醬(ジャン)です。(醬とは、豆板醤や甜麺醤、コチュジャンのように、アジア料理でよく使われるタレやソースなどの調味料のこと。)からだ全体に元気を巡らせ、気の落ち込みを晴らしてくれる働きもあります。台湾では大根餅に金柑醬をかけて食べることも。さまざまな食材と合わせてお楽しみください。

 

▼材料 4人分

完熟⾦柑 200g

赤唐辛子 1/3本 またはお好みの辛さで(タネは取っておく)


[A]

台湾⽶酒(またはホワイトリカー) ⼤さじ3

レモン汁 ⼤さじ2

塩 ⼤さじ1/2

甜菜糖 ⼤さじ1/2

 

蕪 ⼤きめ2つ
 

 ※ 金柑の完熟度により味が変わるので[A]の量はお好みで。赤唐辛子は少なめから試してみるのがおすすめ。 

 − 今回はこちらのアイテムを使用しています。

 

▼作り方

<⾦柑醬の作り方>

① ⾦柑を軽く洗い、ヘタを取る。

② 半分に切りタネを取り除き、⾚唐⾟⼦と共に耐熱⽫に入れる。

③ 蒸籠などの蒸し器で10分ほど蒸す。

④ ⾚唐⾟⼦と汁ごと⼩鍋に移し、ブレンダーをかけてピューレ状にする。

⑤ ④に[A]を加え、⽕にかけひと煮⽴ちしたら⽕を⽌める。

⑥ 冷めたら消毒済みの瓶などに入れる。保管は冷蔵庫でする。

 

<蒸し蕪のつくり⽅>

① 蕪の⽪を剥き半分に切る。⽪が薄ければ剥かなくてもよい。また小ぶりなものであれば半分に切らずそのまま蒸す。

② 竹串がスッと刺さるくらいまで (蕪の大きさにより6-10分)蒸籠で蒸す。

③ つくっておいた⾦柑醬と共にいただく。

Profile

有田 千幸(ありた ちゆき)さん

高校・大学とニュージーランドで過ごし、社会人になってからは台湾の航空会社にて客室乗務員として9年間勤務。日本に帰国後は、雑誌やWEBの編集・執筆などに携わる。出産を経て、子どもの食事について考えるようになったことを機に薬膳の道に進む。現在は国際薬膳師として中医薬膳の考えをベースに、できるだけ環境への負荷が少ない国産食材を使用した台湾朝ごはんやヴィーガンスイーツの提供を行う。忙しく過ごす人でも取り入れやすいような "元気が出る朝ごはん" や "子どもでも安心して食べられるおやつ" のワークショップやイベントを開催している。企業のレシピ開発などにも携わり、ライターとして環境やサステナビリティにまつわる記事の執筆も行なっている。


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