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GOLEM Founding Story
”伝えたい”想いが重なりブランドに

2022年にブランドを立ち上げたGOLEMのファウンダー、川野太蘭さんと川端奈那さん。

お二人はFOOD&COMPANYの店頭でもPOP UPイベントにお越しいただいたり、さまざまな場所へ出向き、これまでに出会った魅力的な素材とお客さまとを直接つないでいます。今回は、そんなお二人にブランドを立ち上げた経緯や、プロダクトに込めた思いを語っていただきました。

 

二人の想いと力が合わさった、共通点

代表の川野太蘭さんと川端奈那さんは、古くからの友人同士。一時期は毎日ともに過ごすほどの仲の良さでしたが、仕事や結婚など、お互いのライフスタイルの変化により、会う頻度が減っていきました。

川野さんは、WEB主体のブランディングから制作までを一貫して行うクリエイティブ会社へ所属。フォトグラファーとし写真をベースに、映像制作などもしながら、広告やメディアコンテンツの制作を通して企業やブランドの良さを伝える”ことを仕事に。自社ブランドの立ち上げ、ものづくりにも携わっていました。

川端さんはクレープ屋を運営したりと、もともと主体的に行動を起こすことが好きでしたが、結婚を機に安定した仕事として医療事務に従事。娘さんがアトピー性皮膚炎だった事をきっかけに、自然療法という方面に目を向けはじめ、その際に出会ったのがクレイでした。なぜ自然のものであるクレイがこんなにも身体に作用するのか、気になり深く学ぶことに。さまざまな魅力や活用法があることを知り、それを世の中に広めたいという想いでクレイを伝える活動をしていました。

それぞれ形は違うものの、伝えるという共通点で、二人の間に新たな接点が生まれました。

その頃、川端さんに出版の話が舞い込み、書籍「はじめてのクレイケア/グラフィック社」を出版することに。その写真を川野さんが担当。クレイについてどうすればもっと伝えられるのか、密に共同作業をした期間が、二人の中に共通の「もっとカタチにして伝えたい」という想いを強く育みました。そしてお互いの持つ強い好奇心と行動力が、気づけば加速して「クレイのお店を立ち上げよう!」ということに。それがGOLEMがスタートするきっかけでした。

ブランドを立ち上げるまでの約2年、さまざまな方に話を聞いたり、クレイの持つ背景を学んでいきました。次第にクレイやその他の素材の「魅力や楽しさを伝えたい」というところから、「生産背景やストーリーを伝えたい」という想いに、二人の中で意味合いが変化。自分たちのできることとやりたいこととが、次々とGOLEMを通して実現できることに繋がっていき、ブランドの理念や軸が形成されていきました。そうした想いや力が合わさって、2022610日にGOLEMは誕生しました。

 

GOLEMのフィロソフィー

GOLEMは、クレイ、蒸留水、種子オイルなど、化粧品の原料となる素材そのものをプロダクトにしています。プロダクトとなる素材を選ぶべく、多くの生産者に話を聞き、素材そのものだけではなく生産背景にも目を向ける。そうすることで、さまざまな繋がりが見えてきました。

無農薬栽培や自然栽培が身近になってきた今の時代。さらに、どんな方がどんな工程を経てものづくりを行っているのかを知ることは、自分たちが普段どんなものを手にとっているのかを考えるきっかけにもなります。結果としてそれは、自分自身を見つめることにもなる、とファウンダーの二人は考えます。

「私たちは食べたものでできている。」それはスキンケアも同じで、日々の積み重ねが自分自身を作っています。GOLEMではコスメも農産物・資源であるととらえ、さまざまな物事や自分の変化を知り、そして楽しんでもらいたい、という想いが込められています。素材によって異なる効果や香り、テクスチャーを感じてみてください。そのまま使用したり組み合わせることで、きっとライフスタイルにフィットした使い方が見つかるはず。”素材コスメ”という新しい概念を、ぜひ体感してください。

 

ブランドを作り上げる二人が、届けたいこと

川野さんが、写真などのクリエイティブ面、そしてものごとを深める志向とクリエイティブの知識を掛け合わせたブランド作りなどを担当。川端さんが、クレイをはじめとする素材そのものや調合の専門的な知識を活かし、製造やレシピ提案、カスタマーサポートなどを担当しています。

それぞれの知識や経験、特性が、一つの目的に向かって活かされる体制によってブランドが作り上げられてきました。

GOLEMはスキンケアブランドではありますが、肌を入口に自身のケアというところへ目を向けるきっかけになるアイテムになってほしい。 そして、今の時代におけるもの選びという行為に、物事のストーリーや背景にも目を向けるというオプショナルな価値を提供していきたいとも考えています。

 

ファウンダー二人の思い入れのあるアイテム

川野さん:おすすめをひとつに絞るのが難しいですが、思い入れがあるのはティーツリーウォーターです。鹿児島の香料園へは二度も伺い、収穫から蒸留まで参加させていただくという貴重な体験でした。直接見て聴いて感じるということが、想像以上にブランドの理念を深めるきっかけにもなりました。芳醇なのにさっぱりした香りと、お肌がキュッと引き締まる使用感がとても好きです。

川端さん:子供のケアにも自分のケアにも、心底お世話になっているのがアイボリークレイです。パウダーのまま洗い流さない使い方ができるクレイなのですが、重曹のようにいろいろな場面で役に立ちます!肌のトラブルケアはもちろんのこと、歯磨き、洗顔、メイクなどこれ一つで完結するので、我が家には欠かせない存在です。

 

GOLEMのこれから

初夏のお披露目を目処に、新商品づくりを進めています。北海道の素材をいろいろな方に試供していただいて、今のところとても好評なのだそう。楽しみにしていただけたら。

また今後は、GOLEMを使うためのグッズ類の展開にもより力を入れていく予定です。これまでの素材コスメを軸にしながら、さらにライフスタイルの提案を広げていく、ブランドのこれからに注目です。


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